飼うならどの犬? 人気犬種ランキングTOP20! 選び方や飼いやすさも解説

「人気の犬種が知りたい」
「犬を飼いたいけど犬の種類が多すぎて選べない」
「手のかからない犬を知りたい」

これから犬を飼おうとしている方やこれまで飼育したことのない犬種を探している方は、このようにお悩みの方は多いでしょう。そこでこの記事では、飼いやすく人気の犬種をランキング形式で紹介します。

犬種を選ぶときのポイントや後悔しない犬種の選び方、注意点についても解説しますので最後までご覧ください。

飼いやすく人気の犬種ランキングTOP20を紹介【一覧表あり】

ではさっそく、飼いやすくて人気の犬種ランキングTOP20を紹介します。

順位 犬種
第1位 トイ・プードル
第2位 チワワ
第3位 ダックスフンド
第4位 ポメラニアン
第5位 フレンチ・ブルドッグ
第6位 ミニチュア・シュナウザー
第7位 柴犬
第8位 ヨークシャー・テリア
第9位 マルチーズ
第10位 シー・ズー
第11位 ゴールデン・レトリーバー
第12位 パグ
第13位 ラブドール・レトリーバー
第14位 ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
第15位 パピヨン
第16位 ジャック・ラッセル・テリア
第17位 ビション・フリーゼ
第18位 ミニチュア・ピンシャー
第19位 キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
第20位 イタリアン・グレーハウンド

引用元:2021年(1月〜12月)犬種別犬籍登録頭数

第1位 トイ・プードル

人気の犬種ランキングの第1位は、トイ・プードルです。ジャパンケンネルクラブが発表する「犬種別犬籍登録頭数」で2008年から14年間、1位を獲得しています。

圧倒的な人気を誇る、トイ・プードル。カーリーヘアが特徴で抜け毛がなく、匂いも少ないことから、飼いやすい犬種として知られています。「人懐っこく誰にでもフレンドリー」「賢くてしつけがしやすい」といった、声が目立ちます。

一方で「美食家でフードの選り好みが激しい」「毎月のトリミングの手間とお金がかかる」といったデメリットも。また小型犬のなかでは活発で、ある程度の運動量が必要です。

体の大きさ 小型犬
体重 2.5~4kg
特徴・性格 活発で明るく賢い
毛のお手入れ ●ブラッシング:毎日
●トリミング:毎月1回

第2位 チワワ

人気の犬種ランキングの第2位は、チワワです。ジャパンケンネルクラブが発表する「犬種別犬籍登録頭数」で2001年から20年間、不動の2位の座を守っています。

小さく可憐な姿と、うるんだ大きな瞳が印象的なチワワ。毛質はロングコートとスムースコートの2種類です。「小さいので公共交通機関を使って一緒に出かけられる」「食事の量も少なくお金がかからない」といった、世界最小犬種ならではの声が目立ちます。

その一方で「小さいけど吠えるし声が大きい」「抜け毛が多くて大変」といった意外な一面も。小さなからだですが、活発なチワワは毎日の散歩が必要です。

体の大きさ 超小型犬
体重 1~3kg
特徴・性格 活発で勇ましい、飼い主に忠実
毛のお手入れ ●ブラッシング:2~3日に1回程度
●トリミング:不要

第3位 ダックスフンド

人気の犬種ランキングの第3位は、ダックスフンドです。毛質はスムースヘアー・ワイヤーヘアー・ロングヘアーの3種類。毛色のバリエーションは多く、好みの色が選べるでしょう。

明るく甘えん坊でかわいい」「ボールで一緒に遊べて楽しい」といった、陽気な一面が目立ちます。

一方で「抜け毛が多くて大変」「とにかく無駄吠えが多くて声も大きい」といったデメリットもみられました。ダックスフンドは胴長の体型から、ヘルニアにかかりやすい傾向があります。体重管理や飼育環境への配慮が必要です。

体の大きさ 小型犬~中型犬
体重 カニヘン:3.2~3.5kg
ミニチュア:5kg以下
スタンダード:9~12kg
特徴・性格 活発で明るく愛嬌がある
毛のお手入れ ●ブラッシング:毎日(スムースヘアは2日に1回)
●トリミング:2ヵ月に1回(スムースヘアーは不要)

第4位 ポメラニアン

人気の犬種ランキングの第4位は、ポメラニアンです。ポメラニアンはスピッツのなかで、もっとも小型の犬とされています。

甘えん坊でいつも一緒にいたがる」「賢くてしつけやすい」といった、飼育のしやすさを感じる声が目立ちます。

一方で「抜け毛が多い」「頑固な一面もあって吠える」などといったデメリットもみられました。ふわふわの豊かな毛が特徴のポメラニアンは、暑さに弱く寒さに強い傾向があります。また骨が非常に細く骨折しやすいため、階段の上り下りやジャンプなどは注意が必要です。

体の大きさ 小型犬
体重 2~3kg
特徴・性格 明るく賢く、飼い主に忠実
毛のお手入れ ●ブラッシング:毎日
●トリミング:不要だが適宜行う

第5位 フレンチ・ブルドッグ

人気の犬種ランキングの第5位は、フレンチ・ブルドッグ。大きな頭と短いマズルが特徴です。「愛嬌があってどこか人間っぽい」「ほとんど吠えない」といった、飼いやすさを感じる声が目立ちます。

一方で「からだは小さいけど引っ張る力が強い」「抜け毛が多くて大変」といったネガティブな声もあります。

寒さにも暑さにも弱く、温度管理は欠かせません。短頭種の犬は、熱中症にもなりやすいので注意が必要です。また皮膚が弱くアトピー性皮膚炎などを発症することも。十分な体調管理が必要とされるでしょう。

体の大きさ 小型犬
体重 8~13kg
特徴・性格 愛嬌たっぷりで独占欲が強く賢い
毛のお手入れ ●ブラッシング:週1回
●トリミング:不要

第6位 ミニチュア・シュナウザー

人気の犬種ランキングの第6位は、ミニチュア・シュナウザーです。ミニチュア・シュナウザーの毛質は固いワイヤー状のトップコートと、やわらかいアンダーコートのダブルコートになっています。

抜け毛はほとんどなく、毛が伸びやすいことから定期的なトリミングが必要です。「抜け毛や臭いがなく室内飼育しやすい」「甘えん坊でかわいい」といった、飼いやすさを感じる声が目立ちます。

一方で「警戒心が強く、他人や他犬に吠える」といった、番犬気質の一面も。ミニチュア・シュナウザーは活発で、運動量は多めです。毎日の散歩が必要になります。

体の大きさ 小型犬
体重 4~8kg
特徴・性格 警戒心が強く家族に愛情深い
毛のお手入れ ●ブラッシング:毎日
●トリミング:月1回

第7位 柴犬

人気の犬種ランキングの第7位は、柴犬です。ランキングの中で唯一の日本犬。日本犬のなかではもっとも小さく、つぶらな瞳と巻きしっぽが特徴です。

柴犬は抜け毛が多いことでも有名です。換毛期には驚くほどの毛が抜けるため、ブラッシングは欠かせません。「マイペースで落ち着いている」「ツンデレなところが、たまらない」といった柴犬の独立心旺盛な一面がみられます。子犬の時期に、適切なしつけを心がけましょう。

また皮膚が弱くアトピー性皮膚炎などを発症することも。十分な体調管理が必要とされるでしょう。

体の大きさ 小型犬~中型犬
体重 6.5~11kg
特徴・性格 警戒心が強く、飼い主には従順
毛のお手入れ ●ブラッシング:2日に1回(換毛期は毎日)
●トリミング:不要

第8位 ヨークシャー・テリア

人気の犬種ランキングの第8位は、ヨークシャー・テリアです。美しい被毛が特徴で「動く宝石」と称されています。日本では「ヨーキー」の愛称で親しまれている、人気のテリア種です。

飼い主のことが大好きで甘えん坊」「賢くてしつけがしやすい」といった、飼いやすさを感じる声が目立ちます。

また「活発でボール遊びが大好き」「寂しがり屋でお留守番が苦手」といった、意外な一面も。ヨークシャー・テリアはシングルコートのため、抜け毛はほとんどありません。毎日のブラッシングと定期的なトリミングが必要です。

体の大きさ 超小型犬
体重 3.2kgまで
特徴・性格 賢く気は強いが、飼い主には従順
毛のお手入れ ●ブラッシング:毎日
●トリミング:月1回

第9位 マルチーズ

人気の犬種ランキングの第9位は、マルチーズです。マルチーズは、世界最古の愛玩犬といわれています。日本でも古くから愛されている、人気の犬種です。

おっとり甘えん坊でかわいい」「おとなしくて優しい」といった、愛らしさを感じる飼い主さんが多くみられます。

マルチーズはシングルコートで、抜け毛はほとんどありません。やわらかく繊細な毛質のため毛玉になりやすく、毎日のブラッシングは欠かせないでしょう。また涙焼けが目立ちやすく、顔の汚れを拭き取るなどのケアが必要です。

体の大きさ 超小型犬
体重 2~3.2kg
特徴・性格 明るく温厚で甘えん坊
毛のお手入れ ●ブラッシング:毎日
●トリミング:月1回

第10位 シー・ズー

人気の犬種ランキングの第10位は、シー・ズー。やわらかく美しい被毛と大きな目に鼻ぺちゃが特徴です。

誰にでもフレンドリーで飼いやすい」「おっとりしている」といった、飼いやすさを感じる声が目立ちます。

シー・ズーはダブルコートですが、抜け毛はほとんどありません。やわらかく繊維な被毛のため、毎日のブラッシングと定期的なトリミングが必要です。また目の疾患や皮膚病にかかりやすいので、日ごろのケアは欠かせません。

体の大きさ 小型犬
体重 4.5~8kg
特徴・性格 柔和で明るくフレンドリー
毛のお手入れ ●ブラッシング:毎日
●トリミング:月1回

第11位 ゴールデン・レトリーバー

人気の犬種ランキングの第11位は、ゴールデン・レトリーバーです。水辺の獲物を回収するガン・ドッグのゴールデン・レトリーバー。そのため水遊びやボール遊びを、好む傾向にあります。

甘えん坊で家族にベッタリ」「愛嬌たっぷりでかわいい」といった、愛らしさを感じる声が多く聞かれました。

一方で「抜け毛が多く、家中が毛だらけになる」といった長毛種ならではの悩みもあります。換毛期はもちろん、毎日のブラッシングは必要になるでしょう。また運動量が多く、1日2回、1時間ほどの散歩が必要です。

体の大きさ 大型犬
体重 25~36kg
特徴・性格 従順で明るく人間が大好き
毛のお手入れ ●ブラッシング:毎日
●トリミング:不要だが適宜行う

第12位 パグ

人気の犬種ランキングの第12位は、パグです。大きな目に鼻ぺちゃが特徴。一度、パグと暮らした人は他の犬種は飼えない、というほど熱狂的なファンが多い犬種です。

とにかく人間が大好き」「首を傾げて話を聞く姿がたまらない」といった、愛らしい一面が目立ちます。

一方で「換毛期と言わず年中、抜け毛がすごい」といった、ダブルコートならではの悩みも。短頭種のパグは暑さに弱いため、夏の熱中症対策は欠かせません。また顔のしわに汚れが溜まりやすいので、汚れを拭き取るケアが必要です。

体の大きさ 小型犬
体重 6.3~8.1kg
特徴・性格 明るく人が大好きな、食いしん坊
毛のお手入れ ●ブラッシング:2~3日に1回
●トリミング:不要

第13位 ラブラドール・レトリーバー

人気の犬種ランキングの第13位は、ラブラドール・レトリーバーです。盲導犬といえば、ラブラドール・レトリーバーを思い浮かべる方も、多いのではないでしょうか。

盲導犬として活躍するほど、人に寄り添う心優しい犬種です。しかしレトリバー犬種のなかで、もっとも子供っぽくやんちゃな所があります。エネルギッシュで力も強いため、子犬のときに、しつけを怠るとコントロールが難しくなるでしょう。

また食欲が旺盛で、食べ物への執着が強い一面もあります。股関節の疾患にかかりやすいため、体重のコントロールが必要です。

体の大きさ 大型犬
体重 25~34kg
特徴・性格 明るく陽気な食いしん坊
毛のお手入れ ●ブラッシング:2~3日に1回
●トリミング:不要

第14位 ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

人気の犬種ランキングの第14位は、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークです。日本では「コーギー」と略して呼ばれています。

牧羊犬の性質が残っていて、元気いっぱいのコーギー。その性質から、吠えにつながることも。子犬のときに適切なしつけが必要です。運動量も多く、毎日の散歩は欠かせません。

コーギーは胴長の体型から、ヘルニアにかかりやすい傾向があります。体重管理や飼育環境への配慮が必要です。

体の大きさ 中型犬
体重 10~15kg
特徴・性格 明るくエネルギッシュで賢い
毛のお手入れ ●ブラッシング:2~3日に1回
●トリミング:不要

第15位 パピヨン

人気の犬種ランキングの第15位は、パピヨンです。パピヨンは、フランス語で「蝶」を意味します。その名の通り、大きな立ち耳と蝶の羽のような飾り毛が特徴です。

賢くてしつけがしやすい」「抜け毛も匂いも少ない」といった、飼いやすさを感じる声が目立ちます。パピヨンは小型犬のなかでも、頭のよい犬種として知られています。

一方で「思ったよりも運動量が多くて活発」といった意外な一面も。パピヨンはエネルギッシュで、運動能力の高い犬種です。散歩だけではなく一緒にボールで遊ぶなど、運動の時間を設けましょう。

体の大きさ 小型犬
体重 3.2~4.5kg
特徴・性格 賢く活発で明るい
毛のお手入れ ●ブラッシング:2~3日に1回
●トリミング:不要

第16位 ジャック・ラッセル・テリア

人気の犬種ランキングの第16位は、ジャック・ラッセル・テリアです。ジャック・ラッセル・テリアは、非常に活発でスタミナのある犬種です。もともとキツネ狩りのために作られたため、好奇心が旺盛で運動能力も高い傾向にあります。

たくさん運動させても、10分休憩すれば回復してしまう」「アウトドアやスポーツを一緒にできる」といった、アクティブな一面が目立ちます。

ジャック・ラッセル・テリアは小型犬ですが、大型犬なみの運動量が必要です。愛犬と一緒にアウトドアやスポーツを楽しみたい人に、最適な犬種といえるでしょう。

体の大きさ 小型犬
体重 4~7kg
特徴・性格 賢くスタミナ満点のパワフルドッグ
毛のお手入れ ●ブラッシング:2~3日に1回
●トリミング:不要

第17位 ビション・フリーゼ

人気の犬種ランキングの第17位は、ビション・フリーゼ。純白のふわふわ綿菓子のような被毛に、真っ黒な目と鼻が特徴です。「甘えん坊で賢い」「ほとんど吠えることがない」といった、愛らしい一面が目立ちます。

一方で「ブラッシングをしないと毛玉になる」など、ふわふわの被毛を維持する大変さを感じることも。純白のふわふわを保つためには、シャンプーや顔周りのケア、毎日のブラッシングは欠かせません。被毛はダブルコートですが、抜け毛は少なく定期的なトリミングが必須です。

体の大きさ 小型犬
体重 3~6kg
特徴・性格 明るく素直で賢い
毛のお手入れ ●ブラッシング:毎日
●トリミング:月1回

第18位 ミニチュア・ピンシャー

人気の犬種ランキングの第18位は、ミニチュア・ピンシャーです。日本では「ミニピン」の愛称で知られています。つややかな被毛にすらりと引き締まった、スタイリッシュな体型が特徴です。

ミニピンはネズミなどの小動物の駆除をしていたとされています。そのため動きが機敏で好奇心が旺盛なことから、脱走の名手としても有名です。また警戒心が強く吠えやすい傾向があります。

子犬のときから、適切なしつけや社会化が必要とされるでしょう。被毛は短毛のシングルコートですが、抜け毛は多めです。寒さに弱いので、冬は洋服をきせるなど防寒対策が必要とされます。

体の大きさ 小型犬
体重 4~5kg
特徴・性格 好奇心旺盛で警戒心が強い
毛のお手入れ ●ブラッシング:2~3日に1回
●トリミング:不要

第19位 キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

人気の犬種ランキングの第19位は、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルです。日本では「キャバリア」の愛称で親しまれています。

性格は穏やかで攻撃性がなく、無駄吠えも少ないことから、愛玩犬のなかでも飼いやすい犬種です。子供のいる家庭や初心者でも、安心して飼育できるでしょう。

ダブルコートで抜け毛が多く、毎日のブラッシングは欠かせません。また遺伝的に心臓病にかかりやすく、若くして発症することも。定期的な健康診断の受診が必要です。

体の大きさ 小型犬
体重 5.4~8kg
特徴・性格 愛情深く穏やかで社交的
毛のお手入れ ●ブラッシング:毎日
●トリミング:月1回

第20位 イタリアン・グレーハウンド

人気の犬種ランキングの第20位は、イタリアン・グレーハウンドです。日本では「イタグレ」と略して親しまれています。細くて引き締まった身体に、愛らしい瞳と後ろに折れたローズイヤーが特徴です。

イタグレはサイトハウンドと呼ばれる、視覚を使って獲物を追う猟犬です。そのため驚くほど足が速く、走って追いかけることを好みます。

散歩のなかでボールやディスクを使った運動を取り入れましょう。ディスクドッグなどのドッグスポーツを、愛犬と楽しみたい方におすすめの犬種です。

体の大きさ 小型犬
体重 ~5kg
特徴・性格 温和で明るく遊び好き、内気な面も
毛のお手入れ ●ブラッシング:2~3日に1回
●トリミング:不要

犬種選び3つのポイント!サイズや性格をチェック

犬種を選ぶときにチェックする、3つのポイントを紹介します。

  • 犬の大きさの種類で選ぶ(小型犬・中型犬・大型犬)
  • 犬の特徴・性格で選ぶ
  • 毛の種類やお手入れ方法で選ぶ

犬種を選ぶときは見た目だけではなく、さまざまな視点から判断しましょう。

犬の大きさの種類で選ぶ(小型犬・中型犬・大型犬)

犬種を選ぶときは、犬の大きさの種類で選びましょう。自分のライフスタイルにあった、犬の大きさを考える必要があります。犬の大きさの種類は、以下のようにおおきく3つにわけられます。

大きさの種類 犬種名
小型犬 ●トイ・プードル
●チワワ
●ミニチュアダックスフンド
●ポメラニアン
●フレンチ・ブルドッグ
●ミニチュア・シュナウザー
●ヨークシャー・テリア
●マルチーズ
●シー・ズー
●パグ
●パピヨン
●ジャック・ラッセル・テリア
●ビション・フリーゼ
●ミニチュア・ピンシャー
●キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
●イタリアン・グレーハウンド
中型犬 ●柴犬
●ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
大型犬 ●ゴールデン・レトリーバー
●ラブドール・レトリーバー

集合住宅であれば、飼育規則に大きさや体重が定められていることもあるため事前に確認が必要です。

また大きさによって散歩量や給餌量、飼育に必要な生活スペースなどが異なります。小型犬に比べ大型犬は、散歩量も給餌量も多くなり、飼育者の負担は増えるでしょう。

犬の特徴・性格で選ぶ

犬の特徴や性格をよく理解して、犬種を選びましょう。犬種によって特徴や性格、習性などが異なります。

犬は、おおきく以下の2つにわけられます。

  • 使役犬や牧羊犬など、人と働く犬種
  • 愛玩犬

愛玩犬は家庭犬として、人に愛されるために作られた犬です。そのため使役犬や牧羊犬などに比べ、運動量は少なく飼いやすい犬が多いとされています。使役犬や牧羊犬などは、活発で運動量も豊富です。愛犬とドッグスポーツやアウトドアを楽しみたい人に適しています。

自分のライフスタイルに合った特徴や性格の犬を選べば、お互いにストレスなく暮らせるでしょう。

毛の種類やお手入れ方法で選ぶ

犬の毛の種類は、おおきく次の2つにわけられます。

  • ダブルコート
  • シングルコート

それぞれの特徴を紹介します。

ダブルコート

ダブルコートは、長くてしっかりとしたオーバーコートと、やわらかくて短いアンダーコートの2層構造になっています。

ダブルコートは抜け毛が多く、とくに年2回の換毛期は抜け毛が増えます。寒さに強く、トリミングを必要としない犬が多いのも特徴です。おもなダブルコートの犬種は以下の通りです。

  • チワワ(ロング)
  • ダックスフンド
  • ポメラニアン
  • フレンチ・ブルドッグ
  • ミニチュア・シュナウザー※
  • 柴犬
  • シー・ズー※
  • ゴールデン・レトリーバー
  • パグ
  • ラブドール・レトリーバー
  • ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
  • ジャック・ラッセル・テリア
  • ビション・フリーゼ※
  • キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

※ミニチュア・シュナウザーやシー・ズー、ビション・フリーゼは抜け毛が少なく、トリミングが必要

シングルコート

シングルコートの犬種は、アンダーコートがなくオーバーコートのみです。抜け毛が少なく、定期的なトリミングが必要な犬種がほとんどです。ダブルコートの犬種に比べ、寒さに弱く洋服を着せるなどの防寒対策が必要になります。

  • トイ・プードル
  • チワワ(スムース)
  • ヨークシャー・テリア
  • マルチーズ
  • パピヨン
  • イタリアン・グレーハウンド※

※イタリアン・グレーハウンドはトリミングが不要で抜け毛が多め

飼ってから後悔しない!犬種を選ぶときの注意点

犬を飼ってから「こんなはずじゃなかった」といった、後悔を減らすための注意点を紹介します。犬種を選ぶときの、おもな注意点は以下の2つです。

  • 犬を飼う目的を決める
  • 犬にかける生活費の予算を決める

犬を飼う目的を決める

犬を迎える前に飼う目的や犬との過ごし方を、家族で話し合って決めましょう。目的や犬との過ごし方が不明確なままでは、適切な犬種は選びにくくなります。自宅のソファで犬と一緒にくつろぎたいインドアの方であれば、愛玩犬が適しているといえます。

また犬とキャンプやアウトドアを楽しみたいのであれば、活発な犬種が適しているでしょう。犬を飼う目的や犬との過ごし方を決めることで、飼ってから後悔するリスクは減らせます。

犬にかける生活費の予算を決める

犬にかけられる生活費の予算を決めましょう。犬を飼育するためには、想像以上に多くのお金がかかります。

犬にかかる、おもな費用は以下の通りです。

  • 餌代
  • 薬代(フィラリア、ダニ予防など)
  • ワクチン代
  • 治療費
  • ペット保険代
  • トリミング代
  • おもちゃや洋服など

餌代や薬代、ペット保険料などは犬の大きさ種類によって異なります。大きさの種類別の、年間支出額は以下の通りです。

大きさの種類 年間の支出額
小型犬 320,250円
中型犬 383,273円
大型犬 479,020円

引用元:ペットにかける年間支出調査 2020

小型で抜け毛が少ない犬種が人気!ライフスタイルに合わせて選ぼう

今回は人気の犬種について詳しくお伝えしてきました。犬を飼うときは見た目の好みだけではなく、ライフスタイルや居住環境にあった犬種選びが大切です。

トイプードルやミニチュア・シュナウザーなど、小型で毛が抜けにくい犬種は、室内の掃除やアレルギーなど、衛生面を心配する方に最適といえます。

アウトドアやスポーツを一緒に楽しみたい方は、ジャック・ラッセル・テリアやラブドール・レトリーバーなど、運動量の多い犬種がおすすめです。また、自宅で一緒にくつろぎたい方には、マルチーズやシー・ズーなどの愛玩犬が適しています。

ただし、どの犬種も飼育方法やしつけによって行動は変わります。犬に関する正しい知識を身につけて楽しく暮らしましょう。

執筆:いぬのあのね編集部
イラスト:ヴァイクセルブラウン花咲季

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