愛犬のドッグランデビューに必要な準備とは? 基本ルールやマナーを解説

「ドッグランってどんな場所?」
「ドッグランのルールやマナーを知りたい」
「愛犬のドッグランデビューはいつから?」

犬がリードなしで走り回れるドッグランの利用方法などについて、疑問を持っている飼い主さんも多いはずです。ドッグランは広大な場所を自由に走れることから、愛犬のストレス解消や運動不足解消に繋がります。

ただし、ドッグランを利用する際には、事前に理解しておくべきルールや必要な準備があります。そこで今回は、ドッグランはどのような場所なのか概要やメリット、注意点について解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

ドッグランとはどんな場所?種類や相場

ドッグランとは、リードをせずに犬が走り回れる場所のことを指しています。広さはドッグランの施設によって異なりますが、大きいものでは1万㎡もあるので、愛犬を思う存分運動させることが可能です。

公共施設と民間の施設がある

ドッグランには地域の自治体が管理している「公共施設」と、企業が管理している「民間施設」の2つがあります。

公共施設のドッグランは、公園などと隣同士で配置されているケースが多いです。管理は自治体が直接行っている場合も多いですが、民間委託していることもあります。

地元の方でないと利用できないことも多く、前もって身分証明書を提示し、登録しないと入場できません。また、さまざまな規約も用意されているので、利用する前に調べておく必要があります。

民間施設のドッグランはカフェやグッズなど、犬関連のショップが併設されているケースが多いです。基本的に有料であることが多く、場所によって費用は異なります。

公共施設のドッグランよりも、民間施設のドッグランのほうが規約は少ない傾向にあります。ただし、必ずルールは定められているので、事前に確認した上で正しく利用しましょう。

屋外タイプと屋内タイプがある

ドッグランの種類は、「屋外タイプ」と「屋内タイプ」があります。屋外タイプの場合は、雨などの天候によって利用できないことが多いです。しかし、犬が日光を浴びながら、健康的に運動を楽しめるメリットがあります。

屋内タイプの場合は天候に関係なく、いつでも利用できるのがメリットです。特に日差しが強い夏場では、外で遊ばせるよりも日射病などにかかる心配がありません。スペースは屋外と比べると狭い傾向にありますが、犬が遊べる程度の広さは十分に確保されています。

それぞれの特徴を理解した上で、愛犬に合っている施設のタイプを選んで遊ばせることが大切です。

利用料金の相場

ドッグランの施設を利用するときは料金設定について、事前に把握しておく必要があります。公共施設の場合は無料で施設が提供されていることが多いですが、民間施設の多くは有料です。

また、ドッグランによって細かい料金設定が異なるので、どれくらいの費用がかかるのか確認しておく必要があります。利用料金の相場は500〜1,700円程度です。土・日・祝では、料金が高く設定されているドッグランもあるので、事前に確認しておきましょう。

愛犬をドッグランに連れて行くメリット

愛犬をドッグランに連れて行くメリットはどこにあるのでしょうか。主に考えられるメリットが以下のとおりです。

  • 運動不足解消
  • ストレス解消
  • 社会性向上に繋がる

それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。

運動不足解消

ドッグランでは、散歩以上の運動が可能です。毎日の散歩でも適度に運動できますが、それだけでは運動欲求が満たされていない犬も少なくありません。ドッグランであれば自由に走り回れるので、短時間でも十分な運動欲求を満たせます。

特に室内飼いの犬は、外で走りたいという運動欲求が溜まっている可能性が高いです。そのため、休みの日などにドッグランで思い切り運動させてあげることは大切です。

ストレス解消

散歩だけでも毎日の運動は補えることがあります。しかし、毎日同じ道順では犬も飽きてしまい、日頃の生活におけるストレスを解消できない可能性があるのです。

そんなとき、ドッグランならいつもと違う環境で思い切り走り回れるので、脳に良い刺激を与え、ストレス解消に繋がります。ドッグランは身体だけでなく、精神面のリフレッシュにも大きな影響を与えてくれるのです。

社会性向上に繋がる

ドッグランにはたくさんの犬が遊びに来ています。他の犬との交流の場としてドッグランは活用できるので、愛犬の社会性向上に大きな影響を与えてくれるでしょう。

他の犬と普段から交流していないと、犬同士が出会ったときに適切なコミュニケーションが取れない可能性があります。喧嘩などトラブルの原因になる恐れがあるので、若いうちから社会性を身につけさせることが大切です。

愛犬をドッグランに連れて行く前に必要な準備

愛犬をドッグランに連れて行くのは、運動不足解消やストレス解消などさまざまなメリットがあります。しかし、連れて行くために必要な準備を疎かにすると、トラブルの原因になるため注意が必要です。

愛犬をドッグランに連れて行く前には、以下の準備をしておきましょう。

  • 事前にワクチンを接種しておく
  • ノミやダニの対策
  • しつけはしっかり行っておく
  • 他の犬との接触に慣れさせておく
  • ドッグランのルールについて調べておく

具体的に、どのような準備が必要なのか解説していきます。

事前にワクチンを接種しておく

ドッグランにはたくさんの犬が訪れます。万が一のことを考えて、事前にワクチン接種を行い、病気や感染症の予防を行っておくことが大切です。

また、愛犬が他の犬に病気や感染症をうつしてしまうリスクがあります。それらのトラブルを回避するためにもワクチン接種を行っておくことは、ドッグランを利用する上で大切なマナーの一つです。

感染症のなかには、最悪の場合は死亡してしまうものがあります。愛犬の健康を考える上でも、定期的に予防接種を受けることは重要です。

ノミやダニの対策

多くの犬が利用するドッグランでは、気を付けていてもノミやダニが集まりやすいです。愛犬に移ってしまうと、かゆみなどからストレスに繋がる恐れがあります。

また、他の犬にノミやダニを移してしまい、トラブルの原因になる可能性もあるため、事前に対策を講じておくことは大切です。効果的な対策としては、ドッグランを利用する前にノミやダニの予防薬を飲ませる方法があります。

しつけはしっかり行っておく

愛犬が正しくドッグランを利用するためにも、「まて」や「おすわり」などの基本的なしつけは覚えさせておくことが大切です。飼い主の指示が聞けない犬の場合、他の犬と接触したときに制御不能になってしまうことがあります。

他の犬に怪我を負わせると、賠償責任を負わされるリスクがあるので注意が必要です。毎日のしつけによって、飼い主と愛犬の間に信頼関係が生まれるようになるので、気長に教えていきましょう。

他の犬との接触に慣れさせておく

他の犬との接触に慣れていないと、たくさんの犬が集まるドッグランに連れて行ったときに、興奮のあまりパニックに陥ってしまう恐れがあります。怪我をさせたり執拗に追いかけまわしたりするリスクがあるので、連れて行くときは注意が必要です。

事前に、他の犬と交流をさせておき犬との接触に慣れさせておけば、ドッグランでパニックになるような事態は避けられるでしょう。徐々に他の犬に慣れさせてからデビューさせるのが安心です。

ドッグランのルールについて調べておく

ドッグランに足を運ぶなら、事前に定められているルールを調べておく必要があります。細かいルールは施設によって異なるので、前もって把握しておきましょう。

施設のなかには、ワクチン接種の証明書を提示する必要があるなど、独自の利用条件が定められているケースがあります。わざわざ足を運んだのに、条件が満たせなくて利用できない事態に発展するリスクもあるので、利用する上での確認は必須です。

愛犬がドッグランを利用できるのか、前もって条件について確認しておいてください。

ドッグランで守るべきマナーやルールは?

ドッグランを利用するなら、事前に守るべきマナーやルールについて把握しておく必要があります。細かい内容は施設によって異なりますが、基本的なマナーやルールはどこのドッグランでも同じです。

ドッグランを利用する上で、守るべきマナーやルールは次のとおりです。

  • 愛犬の動向は常にチェック
  • 他の犬を勝手に触らない・撮影しない
  • マウンティングはさせない
  • トイレの始末はすぐに行う
  • 飲食や喫煙はNG

マナーやルールについて詳しく解説していきます。

愛犬の動向は常にチェック

リードなしで愛犬が自由に走れるのが、ドッグランの魅力です。しかし、リードがないからこそ、愛犬の動向は細かくチェックしておく必要があります。

他の犬と喧嘩をするなど、トラブルを引き起こす恐れがあるので、迷惑をかけていないか目を離さないようにしましょう。飼い主同士で話が盛り上がって、気付いたときには他の犬を怪我させてしまったという事態に発展する可能性があります。

他の犬を勝手に触らない・撮影しない

ドッグランでは、たくさんの犬が遊んでいます。しかし、可愛いからといって他人の飼い犬を無断で触ったり撮影したりするのはマナー違反です。

他の犬が近づいてきても、飼い主さんに必ず許可をもらうまで、触ったり撮影したりするのは避けましょう。勝手にSNSに他の犬をアップすると、トラブルの原因になる恐れもあるので、飼い主同士も正しいコミュニケーションを取ってください。

マウンティングはさせない

犬の本能によって、他の犬にマウンティングしてしまうことがあります。本能からの行為であるため、完全に静止することは難しいでしょう。愛犬がマウンティングしたときは、しっかり叱って止めることが大切です。

トイレの始末はすぐに行う

ドッグランで遊んでいるときに、犬がおしっこやウンチをしてしまうことがあります。このときは、しっかり後始末をするのが飼い主として守るべきマナーです。

おしっこの場合は、ペットボトルに入っている水をかけるなどしてトイレの始末を行ってください。ウンチの場合は、ポリ袋などを持ち歩き、自宅に帰ってからトイレに流すといった処理を行う必要があります。

飲食や喫煙はNG

愛犬へのマナーやルールだけでなく、飼い主も守るべき注意点があります。それは、ドッグランでは飲食や喫煙は、基本的にNGということです。

人間の飲食物は、犬にとって毒となる可能性があります。誤ってこぼしてしまったときに、犬が舐めたり食べたりすると、最悪の場合は命に関わるでしょう。

喫煙も他の飼い主さんや犬に悪影響を与えるため控えてください。どうしてもタバコを吸いたい場合は、喫煙所を利用しましょう。

ドッグランでのトラブルを避ける注意点

ドッグランでトラブルを引き起こしてしまうと、二度と利用できなくなることがあります。そんな事態を避けるためにも、事前に以下の注意点を把握しておきましょう。

  • 体調が悪い犬は連れて行かない
  • 攻撃的な犬は連れて行かない
  • 一人で複数の犬を連れて行かない
  • 他の動物は連れて行かない
  • おやつやおもちゃは極力持って行かない
  • できるだけ小さな子どもは連れて行かない

注意点について具体的に確認していきましょう。

体調が悪い犬は連れて行かない

いつもより元気がないなど、体調が悪い様子の犬はドッグランに連れて行かないようにしましょう。愛犬に無理をさせてしまうと、後から風邪を引く可能性があります。

また、すでに風邪や感染症にかかっている可能性も否定できません。そのままの状態でドッグランに足を運ぶと、他の犬に病気や感染症をうつしてしまうリスクがあるのです。

また、ヒート中のメス犬を連れて行くと、オス犬が興奮してマウンティングを引き起こす原因になります。ヒートが始まったと思われるときは、ドッグランの利用は避けましょう。

攻撃的な犬は連れて行かない

他の犬に噛みつく、マウンティングを止めないなど、攻撃的な性格の犬はドッグランへは連れて行かないようにしましょう。他の犬とのトラブルに繋がり、怪我を負わせてしまうリスクがあります。

愛犬の性格を把握した上で、ドッグランに連れて行ってもトラブルを起こさないかを判断してください。

一人で複数の犬を連れて行かない

ドッグランでは、愛犬が他の犬に噛みついたり怪我を負わせたりしないか、飼い主がしっかり見張っておく必要があります。しかし、複数の犬を連れて行くと一人では面倒見切れません。

複数の犬をドッグランに連れて行く場合は、それぞれの様子がチェックできるように複数人で見張っておく必要があります。トラブルに発展すると、損害賠償責任を負わされる可能性もあるので、一人で複数の犬を連れて行くのは避けてください。

他の動物は連れて行かない

ドッグランは犬だけが遊べる施設であるため、他の動物は連れていけません。猫やウサギなどを遊ばせたいと思っても、絶対に連れていかないでください。あくまでも、犬を遊ばせる施設であることを理解しておきましょう。

おやつやおもちゃは極力持って行かない

ドッグランで愛犬におやつやおもちゃを与えて遊ぼうと考えている方もいるでしょう。しかし、他の犬が寄ってきてしまい、取り合いになる恐れがあります。トラブルの原因になる恐れがあるので、極力持って行かないようにしましょう。

できるだけ小さな子どもは連れて行かない

大きな声や高い声を嫌う傾向にある犬にとって、小さい子どもは天敵と言えるかもしれません。犬がパニックになって、子どもに噛みつく恐れがあるため、ドッグランには連れて行かないほうが良いでしょう。

お子さんが成長して、犬を刺激しないようになってから連れて行くようにしてください。

ドッグランに行くときに用意すべき物

ドッグランへ行く際には、いくつか用意しておいたほうが良い物があります。特に以下のものを事前に用意しておくことで、スムーズに入場できるでしょう。

  • ワクチン証明書
  • リード
  • 排泄物を処理するもの
  • 飲み水
  • タオルやペットシート

用意が必要な理由について詳しく解説していきます。

ワクチン証明書

ドッグランのなかには、実際にワクチン接種を行ったのか証明する物を提示して欲しいと言われることがあります。その際に、ワクチン証明書を持っていれば入場を断られる心配がありません。

せっかくドッグランまで足を運んだのに、証明書を忘れて入場を断られると無駄足になってしまいます。ドッグランの利用に証明書の提示が必要なのか、事前に確認しておくようにしましょう。

リード

ドッグランはリードなしで遊べますが、施設に入るまで外すわけにはいきません。必ずリードを用意しておき、駐車場から施設まで愛犬を繋いでおきましょう。また、休憩する際に愛犬だけを放置しておくことは、マナー違反となります。

どこかでリードに繋いでおき、愛犬が他の犬にイタズラをしないように用意しておきましょう。利用するリードは、普段の散歩で使っている物で問題ありません。ただし、リードが長すぎると周囲に迷惑をかけることがあるので、適度な長さのものを用意してください。

排泄物を処理するもの

愛犬の排泄物を処理できる物を用意しておくことは飼い主として最低限のマナーです。おしっこの場合は、ペットボトルに水を入れておき、洗い流せるような物を用意します。

ウンチの場合は、すぐに処理できるようにビニール袋を持っていき、自宅のトイレなどで流して処理しましょう。

飲み水

走り回った後は、愛犬も喉が乾きます。適度に水分補給をさせないと、脱水症状になってしまう恐れがあるので注意が必要です。

ドッグランに水飲み場が用意されていることもありますが、他の犬がいっぱいで利用できないケースがあります。そんなときのために、自宅から飲み水を持参しておき、好きなタイミングで水分補給できるように備えておきましょう。

タオルやペットシート

ドッグランでは愛犬が泥まみれやほこりまみれになって帰ってくることがあります。そんな状態で車のなかに乗せると、車が汚れてしまうでしょう。

少しでも愛犬の身体についた汚れを落とすためにも、タオルやペットシートを前もって用意しておくことをおすすめします。突然雨が降ってきたときも、愛犬の身体を拭く物を持っておけば風邪を冷やす心配もありません。

ドッグランはいつからOK?デビューのポイント

子犬のドッグランデビューは、ワクチン接種や基本的なしつけができていれば6ヵ月頃から可能です。ただし、以下の注意点やポイントを把握しておく必要があります。

  • 入りたがらない場合は無理をさせない
  • 混み合う時間を避けて短時間にする
  • 子犬は小型犬用のエリアを利用する
  • ドッグランデビューの手順

ドッグランデビューさせるときの注意点や抑えておきたいポイントについて、詳しく解説していきます。

入りたがらない場合は無理をさせない

初めてのドッグランでは、怖がって入りたがらない犬も多いです。知らない犬がたくさんいる環境に入ることを躊躇っている可能性があります。愛犬がドッグランに入ろうとしないときは、無理に引っ張って入場させないようにしましょう。

無理に入れてしまい、怖がった状態で他の犬と接触するとパニックになる恐れがあります。トラブルの原因になったりトラウマになったりするので、愛犬が自分からドッグランに入るまで見守ってあげましょう。

混み合う時間を避けて短時間にする

ドッグランデビューのときは、できるだけ他の犬がいない環境から慣れさせることが大切です。他の利用者が少ないタイミングを見計らってドッグランを体験させてあげれば、自然と環境に馴染んでいきます。

また、初めてドッグランを利用したときは、テンションが上がってしまい、他の犬にちょっかいを出してしまう可能性があるでしょう。そのため、しっかり愛犬を監視し、利用する時間帯も短時間に留めておくことが大切です。

子犬は小型犬用のエリアを利用する

ドッグランのなかには、大型犬用と小型犬用といった形でエリアが分けられているケースがあります。子犬のときに大型犬用のエリアに入れると怖がってしまい、ドッグランに苦手意識がつく恐れがあるでしょう。

子犬のときは身体も小さいので、小型犬用のエリアを使って環境に慣れさせてあげてください。また、環境に馴染むまで、飼い主がリードを持ったまま参加させてあげると、愛犬も安心します。

ドッグランデビューの手順

ドッグランデビューさせるときに、予備知識なしに参加させるとトラブルを引き起こさないか心配な飼い主さんもいるでしょう。そんな方のために、ドッグランデビューの手順について簡単に紹介していきます。

事前に軽い運動をさせておく

いきなりドッグランに入れてしまうと、犬は興奮してパニックになる恐れがあります。そんな事態を回避するために、ドッグランに入場する前は軽い運動をさせてあげてください。

軽く運動すれば、ドッグランに入っても過度に興奮した状態にはならなくなります。ただ、犬によってパニックになるかどうかはわからないので、しっかり目を離さず監視しておくことが大切です。

トイレの場所を確認させておく

初めてのドッグランに興奮してしまい、ついおしっこやウンチを色々な場所でする犬も多いです。たくさんの場所でトイレをしてしまうと、後から処理が大変になります。

そのため、最初にトイレをさせる場所を確認させておき、余計なところでおしっこやウンチをしないようにしつけておきましょう。興奮して思うようにいかない可能性はありますが、慣れてくればしつけ通りにトイレをしてくれます。

まずはフェンスの外を歩かせる

ドッグランデビューするときに、いきなりフェンス内に入ると愛犬がパニックに陥る可能性があります。そんな事態を避けるため、まずはフェンスの外を歩いてみてください。歩いていると自然と落ち着いてくるので、フェンス内に入っても興奮せずに楽しめるはずです。

また、施設内の様子を見て、犬同士が適度な距離感を保って遊んでいるのか確認できます。このときに、何らかのトラブルが起きていたり雰囲気が悪かったりしているときは、入場を止める選択もできるでしょう。

愛犬に合うドッグランを選ぶポイント

ドッグランを選ぶ際には、愛犬との相性が大切です。相性が悪いドッグランでは、身体に負担をかけてしまう可能性があります。愛犬に合うドッグランを選ぶポイントは、次のとおりです。

  • 自宅からの距離
  • 床の素材
  • 場所の広さ

それぞれのポイントを、詳しく確認していきましょう。

自宅からの距離

自宅からドッグランまでの距離は、どれくらい離れているのか確認しておくことが大切です。距離が遠いと移動時間がかかってしまうので、犬にとって負担になります。理想は自宅から30分程度の距離です。

徒歩で行ける場所であれば良いですが、少し離れているときは車での移動も視野に入れておきましょう。

床の素材

ドッグランによって、床の素材は異なります。草地や人工芝、天然芝、ウッドチップなどさまざまな床が用意されているので、できるだけ愛犬に負担がかからない場所を選ぶことが重要です。

また、屋外のドッグランの場合は、草地や天然芝であったときは足が汚れてしまうリスクがあります。人工素材のほうが天候に左右されないなどのメリットがありますが、材質によっては足腰に負担がかかる可能性があることを理解しておきましょう。

場所の広さ

ドッグラン次第では、犬が走り回れる施設の広さは異なります。広い環境のほうが、犬は伸び伸びと走り回ることができるでしょう。

どれくらいの広さなのか実際に目で見ないとわからない点も多いので、犬を連れて行く前に下見をしておくことをおすすめします。

ドッグランに行く前に事前準備は整えておこう

今回は犬がリードなしで、楽しく走り回れるドッグランについて紹介してきました。ドッグランは、犬の運動不足やストレスを解消できる有意義な施設です。他の犬との交流にも使えるので、飼い主さんも楽しみながら通えるでしょう。

しかし、ドッグラン利用のためには、条件やルール、マナーを守る必要があります。ここでお伝えした内容を事前に把握して、トラブルなどが起こらないように注意してください。事前準備をしっかり整えて、愛犬と楽しくドッグランを利用しましょう。

執筆:いぬのあのね編集部
イラスト:ヴァイクセルブラウン花咲季

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