「犬は仮病を使う?」
「犬が仮病を使う理由や原因は?」
「犬の仮病と病気との見分け方はある?」
犬も仮病を使うと言われていますが、それは本当なのでしょうか。また、本当であれば理由や原因を知る必要があります。仮病と本当の病気を見極められないと、犬の健康に大きな影響が出てしまうからです。
そこで今回は、犬が仮病を使う理由や原因、本当の病気との見分け方について解説します。仮病を使うときの対処も詳しくお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
犬は仮病を使う?
結論からお伝えすると、犬は仮病と思われる行動をとります。正しくは、「具合が悪いように見せる」行動をとる犬は多いです。
犬にとって仮病という概念はなく、飼い主さんのリアクションが大きかった状況を覚えていることから仮病のような行動をとります。
病気や怪我をしたときに優しくしてくれたなど、いつもと違う飼い主さんの行動を覚えて、仮病を使うケースが多いです。
犬が仮病を使っているときの行動
犬が仮病を使っているときは、具体的にどのような行動をとるのでしょうか。次のような仮病の行動を理解しておけば、本当に病気になっているのか見極めることができます。
- 具合が悪そうに眠る
- 足を痛そうにする
- 飼い主から離れない
それぞれの行動について、詳しく解説します。
具合が悪そうに眠る
犬が仮病を使っているときは、何だか具合が悪そうに眠ることが多いです。それは過去に寝込んでいたときに、飼い主さんが優しく接してくれたことがきっかけになります。
病気や怪我をして寝込んでいるときは、自然と飼い主さんが世話を焼きがちです。そのときの行動を覚えており、寂しくなった際に甘える行動としてとる犬は多いでしょう。
ただし、本当に具合が悪くて眠っている可能性もあるので、他の行動で病気や怪我と判断したときは、速やかに病院で診察を受けてください。
足を痛そうにする
犬は歩き疲れたときに、足を痛そうにして仮病を使うケースがあります。これは過去に、足を怪我したことがあり、飼い主さんが抱っこしたり優しくしたりした記憶を覚えている可能性が高いです。
散歩が面倒になり、途中で抱っこしてもらおうと愛犬が考えて行動しているのかもしれません。急に足を痛そうにしているなら、仮病の可能性が高いです。
ただし、高いところから下りたり足をくじいたりしたときは、足に何らかの異常を抱えてしまったかもしれません。骨折や打撲など、足を痛めていると思われるときは動物病院で診察を受けましょう。
飼い主から離れない
犬が仮病を使うときは、飼い主さんから離れずに甘えようとする仕草が増えます。そのときに、少し具合が悪そうに構ってほしいアピールをする犬は多いです。
なかなか飼い主さんから離れようとしないときは、コミュニケーション不足かもしれません。一緒に遊んであげたり散歩したりする頻度を増やして、寂しい思いをさせないようにしてあげましょう。
犬が仮病を使う理由や原因
犬が仮病を使う理由や原因は、どんなことが考えられるでしょう。主に考えられるのは、以下のとおりです。
- 飼い主の気を引きたい
- 優しくして欲しい
- 嫌なことから逃げたい
それぞれの理由や原因を詳しく確認していきましょう。
飼い主の気を引きたい
犬が仮病を使う理由に多いのが、飼い主さんの気を引きたいときです。飼い主さんの気を引くために、寝床に入ったり呼んでも無反応だったりするときは仮病を使っている可能性があります。
理由はさまざま考えられますが、普段のコミュニケーション不足が関係している可能性が高いです。もう少し、遊んであげたり散歩の時間を増やしたりして、愛犬を構ってあげましょう。
優しくして欲しい
飼い主さんに優しく接して欲しいときに、犬は仮病を使います。以前、病気や怪我をしたときに、飼い主さんが優しくしてくれた経験から、元気にもかかわらず仮病を使うことがあるようです。
他にも多頭飼いの家庭では、1匹の犬を抱っこしていることに対して嫉妬して、もう1匹の犬が仮病を使うことがあります。
嫌なことから逃げたい
犬は嫌なことをされたくないために、仮病を使うことがあります。例えば、水に濡れるのが嫌な犬なら、お風呂に入りたくないから仮病を使うなどのケースもあるのです。
お風呂に入れようとしたときに、何度も同じ行動をとるときは仮病の可能性があります。仮病かどうか判断したいなら、いつも同じ行動をとるか覚えておくことが大切です。
犬の仮病と本当の病気を見分ける方法

犬が仮病をしているときと、本当に病気になっているときと見分けが難しいケースがあります。仮病と決めつけてしまうと、病気の発見が遅れる可能性があるでしょう。
犬の仮病と本当の病気を見分ける方法は、次のとおりです。
- おやつや玩具を使う
- 前回も同じ行動をとっている
- 愛犬の様子を細かくチェックする
詳しく確認していきましょう。
おやつや玩具を使う
犬が仮病をしているときは、おやつや玩具を使ってみてください。愛犬が興味を持っているものを与えてみて、興味を示したなら仮病の可能性があります。
本当に病気で具合が悪いなら、おやつや玩具を見せても反応がほとんどありません。そのときは、速やかに動物病院へ足を運び、診察を受けてください。
前回も同じ行動をとっている
前回も同じような行動をとっているなら、仮病の可能性が高くなります。犬は過去の飼い主さんの行動を覚えて、優しくされた経験から仮病を使うケースが多いです。
そのため、愛犬が具合悪そうにしていたり足を引きずったりする回数が多いなら、仮病を使っているかもしれません。体調不良の心当たりがないなら、仮病の可能性はかなり高いです。
愛犬の様子を細かくチェックする
部屋にいるのは愛犬だけにしてみて、行動をチェックしてみてください。そのときに、具合が悪いふりをやめることがあります。いつもと同じ行動をとるようになったら、愛犬は仮病だった可能性が高いです。
反対に、具合が悪いままであれば、本当に病気や怪我をしているかもしれません。様子がおかしいときは、早めに獣医師に相談して診察してもらってください。
犬の仮病が発覚したときの対処法
犬の仮病が発覚したときは、どう対処すれば良いのでしょうか。おすすめの対処法は、次のとおりです。
- むやみに叱らない
- コミュニケーションの時間を大切にする
- 動物病院で診察を受ける
それぞれの対処法について、詳しく解説していきます。
むやみに叱らない
犬が仮病をしたときは、むやみに叱らないようにしてください。仮病を使ったときに飼い主さんが何らかのアクションをとると、犬は反応が良かったと思う可能性があります。
何らかのアクションがあると、犬は覚えてしまい、なかなか仮病を辞めなくなる恐れがあるので注意してください。仮病を辞めさせたいときは、飼い主さんはアクションをとらないようにしましょう。
また、叱ってしまうと、犬は怖がる恐れがあります。恐怖心を与えるかもしれないので、何もリアクションしないようにしてください。
コミュニケーションの時間を大切にする
愛犬が仮病を使うときは、飼い主さんに構って欲しいから行動をとっている可能性があります。寂しい気持ちから仮病を使うので、普段からコミュニケーションの時間をとってあげてください。
仮病を辞めさせるためにも、一緒に遊んだり散歩をしてあげたりしましょう。普段から十分なコミュニケーションをとっていれば、仮病を使う機会は減るはずです。
動物病院で診察を受ける
犬の仮病が治らないときは、一度病院で診察を受けてください。仮病と同じ行動でも、もしかすると病気や怪我をしている可能性があります。
万が一のことも考えて、愛犬の状態を診てもらうことは大切です。そのときに仮病の問題行動が気になるなら相談してみるのも良いでしょう。
犬が仮病を使うときの対処を理解しておこう
今回は犬が仮病を使う理由や原因、対処法について詳しく紹介しました。犬が仮病を使うのは、過去の経験から飼い主さんが優しくしてくれたことを覚えているためです。
仮病かどうか判断したいときは、愛犬が好きなおやつや玩具を見せてください。普通に寄ってきたなら、仮病の可能性が高いです。仮病と本当の病気と見分けがつかないときは、万が一のために動物病院で診察を受けてください。
獣医師なら、仮病の対処法についても把握しているので、適切なアドバイスをしてくれるはずです。
執筆:いぬのあのね編集部
イラスト:ヴァイクセルブラウン花咲季
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